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排尿の症状が気になる

 

尿が出なくなった(尿閉)

尿をしたいのに全く出ない(尿閉)、または少しずつしか出なくてお腹が苦しいのは、排尿障害が非常に強くなった状態で治療が必要です。
一日中尿意がなく、トイレに行っても出ない時は、無尿といって腎臓や尿管に病気が起きている可能性が高いので緊急に治療を要します。

 

尿が出にくい、尿の勢いが弱い、途中で途切れる、尿の切れが悪い

尿が出にくい、回数が多いといった排尿に関する症状は様々な原因でおこります。
性別、年齢などによって原因となる疾患が違います。

男性の場合

男性の場合、多くの場合前立腺という臓器が症状の原因となっています。
中高年以降ならまず考えられるのが前立腺肥大症です。
症状は同じでも、放置できない前立腺癌という病気が合併している場合もあり、注意が必要です。
PSA(ピー・エス・エー)という血液検査で癌の疑いのないことを確認しておくことが大切です。
その他に、前立腺炎が原因の場合もあります。

女性の場合

女性に多い原因としては間質性膀胱炎があります。
これは原因が不明で、下腹部の痛みを伴います。
また尿失禁という病気の一症状かもしれません。

男女共通に見られる疾患

膀胱炎では頻尿になり、排尿時痛や残尿感を伴うことが特徴です。
その他、糖尿病や脳梗塞の後遺症などによって排尿に関する神経に異常をきたす神経因性膀胱という疾患もあります。

尿が出にくい、回数が多い、夜間トイレに起きるなど症状ひとつとっても原因は様々で治療も全く異なってきます。
思い悩むことなく泌尿器科医にご相談ください。

 

夜中にトイレに起きる(夜間頻尿)

一般に加齢に伴って膀胱の柔軟性がなくなってきますので、夜間頻尿は男女に共通してみられます。
40歳頃から夜間1回トイレに起きる方が増えてきますので、2回以上を異常と判断します。
睡眠障害や内服薬が原因になっていることもあります。
まったく苦にならなければ治療の必要はありませんが、早めの対策が必要です。

 

尿の回数が非常に多い、尿がたまると下腹部が痛い

頻尿はいろいろな病気が原因で起こります。
しかし、尿がたまってきた時に下腹部の痛みを伴う場合には間質性膀胱炎という病気の可能性があります。
また、痛みを伴わなくても、頻尿が通常の治療で改善しない場合にも間質性膀胱炎の可能性があります。
診断と治療をかねて、麻酔をかけて膀胱の内視鏡検査を行う必要があります。
麻酔を行なわないと痛みがあったり、膀胱が十分広がらなかったりするため、きちんとしたことはわかりません。
間質性膀胱炎の場合には膀胱内の粘膜の断裂や点状出血が認められます。
水を注入して膀胱を拡張したまま、3~5分おくことにより治療も同時に行うことができます。

 

排尿後も尿が残っている感じがする、すっきりしない(残尿感)

排尿後は膀胱に尿が全く残らないのが正常ですが、尿が残ることを残尿と言います。
残尿は簡単な検査で確認できますが、残尿感があっても実際には残尿はない場合(膀胱炎、前立腺炎など)、逆に残尿がたくさんあるのに残尿感がない場合(前立腺肥大症、神経因性膀胱など)があります。

 

排尿時の痛み(排尿痛)、違和感や不快感

男性の尿道炎、女性の膀胱炎でよく現れる症状です。
膀胱結石や尿道結石、前立腺炎、まれに膀胱癌の症状のこともありますので受診が必要です。

 

尿の我慢が辛い、我慢できなくて漏れる

尿を我慢していると漏れそうになることがありますが、トイレに行くと尿がたくさん出てすっきりするのであれば問題ありません。
しかし、尿があまり溜まっていないのに尿意を強く感じて我慢が辛くなること(尿意切迫感)やトイレに間に合わなくて少し漏れてしまう(切迫性尿失禁)のは異常です。
過活動膀胱の可能性があります。

 

排尿後尿が少し漏れてくる

排尿後尿滴下と呼び、いわゆる尿失禁とは区別しています。
尿の切れが悪いと尿道に数滴の尿が残り、これが後で漏れてきます。男性に多い症状です。

 

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