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7月院内報です!特集は<性感染症(STD)>

2014/07/11
◯ 沖縄・泌尿器科専門治療のヒルズガーデンクリニック ◯

7月院内報!「性感染症(STD)」を特集いたしました!

 性感染症とは、性行為を介して感染する病気の総称です。その代表的なものには、淋病、クラミジア感染症、梅毒、性器ヘルペス症、尖圭コンジローマ、毛ジラミ、AIDSなどがあります。主に精液や腟液などを介して、腟の粘膜やペニスの粘膜に感染するのですが、患部に直接触れて感染するものもあり、ときには口や咽頭(のど)、直腸からでも感染します。不特定多数の相手との性行為などで感染する危険性が増します。今回は淋病(尿道炎)とクラミジア感染症(尿道炎)について解説致します。 

 〈淋病(尿道炎)〉
  淋菌が感染しておきる病気で、男性が主に感染するところは尿道です。感染後、2~7日の潜伏期ののち、排尿時痛や外尿道口からの分泌物、尿道のかゆみや不快感を自覚します。分泌物はいわゆる膿で、黄白色を呈することが多いです。

 〈検 査〉
 検査は、検尿を行い尿沈査中に多数の白血球がないか確認します。また、尿の中に淋菌の遺伝子がないか検査することで、確定診断をつけることができます。

 〈治 療〉
 治療は抗生剤を筋肉注射します。注射の後、再受診にて検尿検査を行い、淋菌の遺伝子がないか検査を行います。その検査で陰性の結果がでれば治療終了ですが、特定の相手がいる場合は相手も同時に治療する事が重要です。どちらか片方しか治療を行わなかった場合、一度治っても、治療後に性交渉を行えば未治療の特定の相手から再度感染する(ピンポン感染)ことになり、いつまでも完治できませんので注意してください。


 〈クラミジア感染症(尿道炎)〉
 クラミジア・トラコマティスが感染しておきる病気で、性器クラミジア感染症は、日本で感染者数が一番多い 性感染症です。
感染後、 1~3週間の潜伏期ののち、排尿時痛や外尿道口からの分泌物を自覚します。排尿時の痛みや外尿道口分泌物などの自覚症状は、淋菌性尿道炎に比べて軽症の場合が多いようです。    
排尿時痛は尿道の違和感やかゆみ程度で、また、まったくない場合もあります。尿道からの分泌物も淋菌感染症と異なり、透明で漿液性や粘液性で量も少ないことが多いようです。

 〈検 査〉
 検査は、検尿を行い尿沈査中に多数の白血球がないか確認します。また、尿の中にクラミジアの遺伝子がないか検査することで、確定診断をつけることができます。

 〈治 療〉
 治療は薬物療法を行います。一回の内服で治療可能な抗生剤があります。治療後に再受診にて検尿検査を行い、クラミジアの遺伝子がないか検査を行います。その検査で陰性の結果がでれば治療終了ですが、特定の相手がいる場合は相手も同時に治療する事が重要です。どちらか片方しか治療を行わなかった場合、一度治っても、治療後に性交渉を行えば未治療の特定の相手から再度感染する(ピンポン感染)ことになり、いつまでも完治できませんので注意してください。

 

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